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IFMIF-CDAターゲットグループ
JAERI-Conf 95-019, 257 Pages, 1995/09
核融合炉材料照射試験を目的とした強力中性子源がIEA協力で国際核融合材料照射施設(IFMIF)として計画されており、概念設計活動(CDA)が95年2月より行われている。IFMIFは線型加速器を用い30-40MeVに加速した重陽子を流動Liターゲットに入射させ、14MeV付近にピークをもつスペクトルの中性子を発生させる形式の加速器型中性子照射施設である。このLiターゲットシステムの概念設計のまとめは日本が責任を持つことになっており、Liターゲットシステムについての第1回技術ワークショップを95年7月18-21日に原研東海研で開催した。このワークショップでは、Liターゲットシステムに関する主要設計課題について、日本、米国、EUの担当者が概念設計現状の情報交換を行うとともに、設計統合作業へ向けての調整、検討を行った。本報告はその発表資料をまとめたものである。
近藤 達男; 大野 英雄; R.A.Jameson*; J.A.Hassberger*
Fusion Engineering and Design, 22, p.117 - 127, 1993/00
被引用回数:6 パーセンタイル:55.97(Nuclear Science & Technology)現在検討が進められている核融合炉材料研究用高エネルギー強力中性子照射施設について、技術的実現性ならびに材料研究適応性の観点から、早期実現可能性の高い-Liストリッピング反応型中性子源について、加速器系技術、ターゲット系技術、実験系技術等に関する研究開発の現状ならびにR&D項目を概観する。また、核融合炉開発における材料研究の位置づけ、ならびに材料開発戦略についても言及する。
勝田 博司
第30回原子力総合シンポジウム予稿集 (1992年2月), p.61 - 64, 1992/02
近年加速器の大出力化技術の進歩と相まって、大強度加速器の原子力開発への利用が積極的に計画されている。その中の主なものとして、高レベル放射性廃棄物の分離と消滅処理を目的としたOMEGA計画における「加速器消滅処理システム」の原理と構想、及び材料の照射損傷の解明と核融合炉材料開発を目的とした「エネルギー選択型中性子照射試験施設(ESNIT」の概要についてレビューしたものである。
大野 英雄; 杉本 昌義; 加藤 義夫; 野田 健治; 近藤 達男
日本原子力学会誌, 34(1), p.33 - 40, 1992/01
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)材料の中性子照射研究の新展開による基盤の強化と核融合炉材料開発の進展とを念頭に、重陽子加速器をベースとするエネルギー選択型中性子照射試験施設(ESNIT:Energy Selective Neutron Irradiation Test Facility)の構想と技術検討の現状を要約した。本稿では、ESNITの概念、重陽子加速器システムならびに液体金属Liターゲットシステムの技術的検討、ESNITを用いる材料研究とその特徴などについてまとめた。
勝田 博司; 近藤 達男; 小寺 正俊*
日本原子力学会誌, 27(12), p.1102 - 1113, 1985/00
被引用回数:1 パーセンタイル:24.15(Nuclear Science & Technology)核融合反応で発生する14MeVの高速中性子の材料照射損傷研究のための施設Fusion Materials Test Facilityを建設するためのR&Dが米国HEDLとLANLで、1978年より約6年間行われた。この開発技術要素は、(1)35MeV-0.1Aの連続運転可能な重陽子加速器、(2)Dビームとのストリッピング反応で14MeV中性子を発生させるための液体Liターゲット、(3)照射試験技術、である。本解説はこの内(1)と(2)について記述を試みたものである。